真空管アンプの健康診断
愛用の「6DJ8全段差動ミニワッター2017」。寒くなってきたので久々に調整です。
テスター当てたら40mVもDCオフセットが出ていてびっくり。全く持って本来の性能が出せていなかったようです。調整後は「こんなに音良かったっけ?」というほどに元気な音になりました。最近イマイチだったので新しいアンプ作ろうかと部品買いこんでたんですが…大変申し訳ありませんでした。(でも新しいのもそのうち作ります)
だいぶ前にそれまで使っていた東京光音 2CP601が壊れ(特定のボリューム位置で音が出なくなる)、仕方なくソース側を電子ボリューム化して一度はアンプのボリュームは取っ払ったものの、最近ソース側を変えてしまったのでまたボリュームが必要になる…という、書いてるだけでも面倒な事態になっていました。
2CP601は音は良いものの、高くてなおかつはんだ付けしにくい、というこれまた面倒なボリューム。一度壊したのもあり買うのはためらいました。かといって、手持ちのアルプスRK27だと明らかに音がぼける…。ということで白羽の矢が立ったのが、2CP601以上と一部では言われているLinkman R1610G でした。
が、しかし。このボリュームにはとことん苦しめられました。
交換してみたら、なぜか片方のチャンネルの音量が変わらないという。配線は合っていたのとテスターで測っても抵抗値が変わらないので、はんだごて当てすぎでもしたのかと思い、一応買ってあった予備と交換しました。
が、交換してもまた同じ症状が。
再度テスターで調べると、ケースに取り付けたときだけ値が変わらない謎の状況。
3つ買ってあったので再再度交換したところ、その時は普通に使えたものの1週間もすると今度は片方からしか音が出なくなりました。外からの力に大分弱いようで、シャフトに少し力を加えただけで音が出たり出なかったりします。
というわけで、今日が4回目の正直。今のところ何の問題もなく使えているので、ようやく一安心です。
4つ目でも2CP601よりはるかに安く済んでいるんですが、これだけトラブルが多いと積極的には使い難い…。音はRK27より格段に良くて、心配したギャングエラーも特段気にならず。何より恐ろしく安いので、できれば使っていきたい部品ではあるんですが…うーむ。